糖尿病について②

前回は糖尿病の概要と症状について説明させていただきました。

今回は糖尿病の種類について簡単にまとめようかと思いますので、よかったら見ていってください。

糖尿病にはいくつか種類がありまして、「1型糖尿病」、「2型糖尿病」、「妊娠糖尿病」、「その他の原因に起因する糖尿病」の4つに大別できます。

「1型糖尿病」

血糖降下作用のあるインスリンは膵臓のβ細胞で産生・分泌されますが、このβ細胞が壊されてしまうことによる糖尿病を1型糖尿病といいます。β細胞が壊されてしまう原因は、一説には自己免疫の異常とされています。

1型糖尿病は進行性の病気で、進行すると自身でインスリンを作ることがほとんどできなくなってしまいます。そのため、インスリンを注射で補う治療が必須となります。

糖尿病全体の約5~10%を占めるとされ、若い方を中心に幅広い年代で発症します。

「2型糖尿病」

食べ過ぎや運動不足、肥満、ストレス、遺伝的要因などにより、インスリンの分泌能が低下したり、インスリンの効きが悪くなったりしてなる糖尿病を2型糖尿病といいます。糖尿病の中で最も多いタイプがこの2型糖尿病です。

食事療法と運動療法を治療の基本として、必要に応じて薬剤による血糖のコントロールを行います。

「その他の原因に起因する糖尿病」

薬剤や何らかの病気が影響して血糖値が上がり、糖尿病となることがあります。

「妊娠糖尿病」

妊娠に伴う身体の変化によって引き起こされる、妊娠前よりも血糖が高くなってしまっている状態を妊娠糖尿病といいます。出産後に改善される場合が多いですが、妊娠糖尿病を経験すると糖尿病になりやすくなるといわれています。

また、お母さんの血糖値はお腹にいる赤ちゃんの成長に影響を与えるため細やかな血糖のコントロールが必要です。

以上が大まかな糖尿病の種類です。

次回は糖尿病の合併症についてまとめてみようかと考えてます。

読んでいただきありがとうございました。