秋の花粉症
群馬県でブドウの品評会が行われたというニュースを見て、9月はそういえば秋に区分されるということを思い出しました。
ここ数年残暑が厳しく、秋を体感できる期間がなかなかに短くなってきていると感じます。
秋といえば、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋などなど色々なことに積極的になれる季節でありますが、その積極性を奪う「花粉」という存在も増える季節です。
花粉の季節といえばいつか。
そう問われれば十中八九の方が春と答えると思いますし、日本で最も花粉症に悩む人が多くなる季節はやはり春です。
しかし、日本だけでも数十種類以上の花粉による花粉症があり、その花粉の中には秋に猛威を振るうものも存在します。
秋の花粉症の原因で多いものは、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの雑草の花粉です。
どれもありふれた雑草で、知らずとも日常的に目にしていることでしょう。
我が家の裏も以前は名も知らぬ雑草たちに占領されていました。
樹木の花粉と違い、このような草花の花粉はそれほど遠くまで飛ばないそうですが、雑草根性たくましく、身近ないたるところに生えているため、花粉症の脅威度としては決して低くないでしょう。
秋の主要な花粉の飛散時期は8~10月でピークは9月みたいです。
くしゃみや鼻水といった症状が出たときは、風邪だけではなく花粉症の可能性も考慮してみてください。
また、花粉症はアレルギー疾患の一つです。
アレルギー疾患では、症状を引き起こしている物質(アレルゲン)が何なのかを知ることも大切になってきます。
現在では、VIEW39という一度の採血で39種類のアレルゲンを調べることができる便利な検査もあります。
花粉のみならず、主要な食物アレルギーや動物アレルギーも調べることができるので、気になった方はお近くのクリニック等で聞いてみてはいかがでしょうか。